サワガニが弱っているサインと、そのときにできること

サワガニが弱ってるかどうか、「動かない」だけでは判断できません。

正常な動かなさと、弱っている状態を分けます。


正常なことが多いもの

◎ 隠れて出てこない([夜行性](/yakousei/))
◎ 昼に動かない
◎ 餌を食べない([脱皮](/dappi/)前後)
◎ 冬に動かない([水温が低い](/toumin/))
◎ 体の色がくすんだ(脱皮が近い)
◎ 少し[泡を吹く](/awa/)
◎ 石を掘り返す

これらは心配しなくてかまいません。


弱っているサイン

□ 脚がだらんと開いている
  → 元気なときは、脚を体に寄せている

□ [陸から降りてこない](/ishi/)
  → 夏なら、水温を疑う

□ [泡を吹き続けている](/awa/)

□ [ひっくり返ったまま戻れない](/hikkurikaeru/)
  → ただし[脱皮](/dappi/)中の姿勢と区別する

□ 体に白い綿のようなものが付いている
  → → [白い・水カビ](/shiroi/)

□ 脚が何本も取れている
  → → [脚が取れた](/ashi/)

□ 動きが極端に鈍い(夏なのに)

□ 何日も餌に反応しない(脱皮でも冬でもないのに)

□ 昼にずっと歩き回っている
  → 落ち着ける場所が無い

複数が同時に出ているときが、要注意です。


できること(順番)

① 水温を下げる(夏なら)
   → 涼しい場所に移す ← いちばん効く
   → 直射日光を避ける
   → 急に冷やさない

② 水を一部換える
   → カルキを抜いた水
   → 水温を合わせる
   → 全部換えない

③ 食べ残しを取り除く

④ 他の個体から分ける
   → 弱った個体は襲われる

⑤ [陸地](/rikuchi/)を確保する
   → 自力で上がれるか確認する
   → 水を浅くする

⑥ 隠れ家を入れる
   → 落ち着ける場所を作る

⑦ 静かにする
   → 覗きすぎない
   → 水槽を叩かない
   → 触らない

⑧ 足場を作る
   → 砂利を敷く(ひっくり返らないように)

①〜③で環境を戻し、④〜⑧で負担を減らします。


やってはいけないこと

✕✕ 水を全部換える
✕✕ 急に冷やす・急に温める
✕✕ 薬を塗る・消毒する
✕  餌を次々に入れる
✕  口元に餌を押し当てる
✕  [脱皮](/dappi/)中に触る
✕  何度も持ち上げて確認する
✕  川に放す(弱った個体は生きられないことが多い)

「何かしてあげたい」が、かえって負担になります。


夏なら、まず水温

これだけは書いておきます。

飼育下でサワガニを死なせる原因の大半が【夏の高水温】

弱っているサインが夏に出ているなら、 まず水温を確認してください。

□ 水温計は何度か
□ 直射日光が当たっていないか
□ 昼間、その部屋は何度になるか
□ 人がいない時間帯を考える

→ 夏越しと冬越し


助からないこともある

正直に書きます。

・環境を戻しても回復しないことがある
・とくに、長く高水温にさらされた場合
・[脱皮](/dappi/)の失敗

これは珍しいことではありません。

とくに夏に多いことです。


死なせてしまったとき

・責める話にしない
・次に活かせることがある

次に飼うなら:

① 夏の置き場所を先に決める
② 水温計を付ける
③ 匹数を減らす
④ 隠れ家を匹数より多く
⑤ 食べ残しを毎日取る

ただし、持ち帰ると決めた以上は最後まで、 という前提は変わりません。

飼える条件を整えられないなら、 次は持ち帰らないという判断もあります。


子どもと向き合うなら


まとめ

  • 「動かない」だけでは判断できない
  • 正常なのは隠れる・昼に動かない・脱皮前後に食べない・冬に動かない
  • サインは脚がだらんと開く/陸から降りない/泡を吹き続ける/白い綿/脚が何本も取れる
  • 複数が同時に出ているときが要注意
  • できることは水温 → 水換え → 食べ残し → 分ける → 陸地 → 隠れ家 → 静かに
  • 水を全部換えない。急に冷やさない。薬を塗らない
  • 夏ならまず水温
  • **助からないこともある。**とくに夏

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