サワガニの捕まえ方──素手・網・ペットボトルの罠

先に、このサイトの立場を書く。

このサイトは採集を煽らない。
 「捕まえに行こう」ではなく【持ち帰るなら最後まで飼う】という立場で書く

捕まえる前に、持ち帰るかどうかを決める


安全の確認(先にこれ)

✕ 雨の日・雨の予報の日・雨が上がった直後
  → 上流の雨で急に増水する
✕ 一人で行く/子どもだけで行かせる
✕ 私有地・立入禁止の場所
✕ 夜の沢
□ 長袖・長ズボン・滑りにくい靴・手袋
□ 帰る時間を決めておく

取れる時期と時間帯


基本は「石をめくる」

これがいちばん確実になる。

① 水際の平たい石を選ぶ
② 下流側から、そっと持ち上げる
   → 下流側から開けると、逃げたカニが網に入る
③ 網を下流側に構えておく
④ 石の下を見る
⑤ 石を元の向きに戻す ← いちばん大事

⑤を必ずやる。

石の下は、他の生き物の家でもある
裏返したままにすると、そこに住んでいたものが死ぬ
石の裏についていた生き物が乾く

「めくったら戻す」を子どもに先に伝える。


手での持ち方

挟まれない持ち方がある。

◎ 甲羅の左右を、上からつまむ
  → ハサミが届かない
◎ 甲羅の後ろ側を持つ
✕ 正面から手を出す
✕ 脚をつまむ(→ 自分で切り離す)

挟まれたとき脚が取れた

脚を引っぱらない。

サワガニは捕まれた脚を自分で切り離す(自切)。


網を使う

・目の細かい網
・下流側に構えて、石を上流側からめくる
・流れに任せて入らせる

追いかけない。

石の下から出たカニは、流れに乗って下流へ行く。


ペットボトルの罠

使えるが、条件がある。

① ペットボトルの上部を切り、逆さにして差し込む
  → 入れるが出にくい形になる
② 餌を入れる(煮干し・魚肉ソーセージなど)
③ 水中に沈めて固定する
④ 時間を置いて回収する

守ること:

① 必ず回収する
   → 放置した罠は、入った生き物を殺し続ける
   → これが最大の問題になる

② 流されないように固定する
③ 空気が入る位置にする([エラ呼吸](/kokyuu/)のため、酸欠に注意)
④ 長時間放置しない
⑤ 他の生き物が入ったら逃がす

回収できない場所に仕掛けない。

「明日また来る」で忘れるのがいちばん多い失敗になる。


捕まえたあと、その場で

□ 飼いきれる数だけ選ぶ
□ [抱卵しているメス](/tamago/)は戻す
□ 小さすぎる個体は戻す
□ 脚が取れている個体は戻す(弱っている)
□ 戻すものは、捕まえた場所へ戻す

別の場所へ放さない。

サワガニは川ごとに集団が分かれている


持ち帰り方

□ 水は少しでよい([陸でも呼吸できる](/kokyuu/))
□ 濡れた葉・濡らしたキッチンペーパーを入れる
□ 蓋に空気穴
□ 直射日光に当てない・車の中に置かない
  → 車内は短時間で高温になる。これで死なせることが多い
□ 複数入れるなら、仕切るか個別に
  → [共食い](/tomogui/)を避ける

水をたっぷり入れて揺らすほうが危ない。

水が跳ねて酸素が減り、体もぶつかる。

捕まえたサワガニを持ち帰る前に決めること


場所を人に教えない

・小さな沢の集団は数が限られる
・人が押し寄せると消える
・SNSに場所が分かる形で出さない

このサイトが地名を書かないのも同じ理由になる。

サワガニはどこにいるか


子どもと行くなら


まとめ

  • このサイトは採集を煽らない。捕まえる前に持ち帰るかを決める
  • 安全が先。雨のあと・一人・夜の沢・私有地はやらない
  • 基本は水際の石を下流側からめくり、下流に網を構える
  • めくった石は必ず元の向きに戻す
  • 持ち方は甲羅の左右を上からつまむ脚をつままない
  • 罠は使えるが**必ず回収する。**放置した罠は生き物を殺し続ける
  • その場で抱卵メス・小さい個体・脚が取れた個体は戻す
  • 持ち帰りは水を少なく。車の中に置かない

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