サワガニが共食いするのはなぜか

共食いは実際に起きます。

ただし、条件を整えればかなり防げます。


なぜ起きるのか

① [脱皮](/dappi/)直後で殻がやわらかい
   → これが最大の要因になる

② 餌が足りない

③ 隠れ家が足りない
   → あぶれた個体が襲われる

④ 大きさに差がある

⑤ 狭い

⑥ 弱っている個体がいる

①③が中心です。


サワガニは死骸も食べる

これは知っておきたいところです。

・野外では[生き物の死骸を食べる](/esa/)
・[抜け殻](/dappi/)も食べる
・川の掃除役でもある

ですから「食べている」=「殺した」とは限りません。

死んだあとに食べている … 珍しくない
生きているうちに襲った … 共食い

見つけたときには、区別がつかないことが多いものです。


見分ける

様子中身
ハサミを振り上げる。離れる**威嚇。**正常
組み合って、どちらかが逃げる**けんか。**様子を見る
動かず押さえているだけ交尾の可能性
ハサミで削っている。体が欠けていく共食い。すぐ分ける

3つ目を、共食いと勘違いしやすいところです。

オスがメスを抱えていることがあります。


防ぐ(効く順)

1位 隠れ家を【匹数より多く】用意する
     → あぶれた個体を作らない
     → → [底床と隠れ家](/teishou/)

2位 餌を切らさない
     → 空腹だと襲いやすいとされる
     → 少量を、複数箇所に
     → → [餌の量と頻度](/esa-ryou/)

3位 匹数を減らす
     → 1〜2匹が確実
     → → [何匹まで](/nanbiki/)

4位 大きさをそろえる

5位 [脱皮](/dappi/)の兆候が見えたら分ける

  6位 水量に余裕を持つ

1位と2位で、大半が防げます。


脱皮の兆候を覚える

□ 餌を食べなくなった
□ 動かなくなった
□ 体の色が変わった
□ じっと同じ場所にいる

このサインが出たら:

① 分ける(別の容器へ)
② または隠れ家を増やす
③ 触らない
④ 餌を切らさない

分けるときは、水温と水質を合わせてください。

→ サワガニの脱皮


起きてしまったら

① すぐ分ける
② 襲われた個体を、静かな場所に移す
③ 水をきれいにする
④ 隠れ家と足場を用意する
⑤ 触らない
⑥ 餌を切らさない

脚が取れているだけなら、 次の脱皮で再生することがあります。

→ 弱っているサイン


「相性が悪い」のか

個体の相性より、環境の問題であることが多いものです。

・隠れ家の数
・餌
・広さ

分けても、同じ環境なら別の組み合わせで起きます。

環境を直すほうが確実です。


1匹で飼うという選択

・群れる生き物ではない
・寂しがることは無いと考えてよい
・1匹なら共食いが起きない

このサイトは1〜2匹をおすすめします。

→ 持ち帰る前に決めること


他の生き物との場合

それは別の話になります。

サワガニは小さな生き物を食べます。

→ 一緒に飼える生き物・飼えない生き物


まとめ

  • **起きる。**ただし条件を整えればかなり防げる
  • 最大の要因は脱皮直後で殻がやわらかいこと
  • 死骸も食べる。「食べている」=「殺した」とは限らない
  • 見分けは威嚇/けんか/交尾/共食い。削っていたらすぐ分ける
  • 防ぐ1位は隠れ家を匹数より多く
  • 2位は**餌を切らさない。**空腹だと襲いやすい
  • 脱皮の兆候が出たら分ける。触らない
  • **環境の問題であることが多い。**1匹なら起きない

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