サワガニの下ごしらえ(泥抜き・洗い)

先に:サワガニは生で食べてはいけません。

下ごしらえの段階でも、生の状態で扱うことになります。 手・調理器具の扱いに注意してください(下記)。


手順の全体

① 泥抜き(数日)
② 洗う
③ 十分に加熱する(→ [素揚げ](/suage/)・[唐揚げ](/karaage/))

① 泥抜き

内臓の中のものを出させます。

□ きれいな水に入れる
  → [カルキを抜いた水](/mizu/)
□ 浅く。[陸地](/rikuchi/)があるとよい
□ 餌を与えない
□ 1日1回、水を換える
□ 数日おく(2〜3日程度とされる)
□ 涼しい場所に置く
□ 蓋をする(→ [脱走](/dassou/))

「餌を与えない」が、この工程の中身です。

水を換えないと、出したものをまた取り込むことになります。


泥抜き中に死んだら

・死んだものは使わない
・取り除いて、水を換える

死んだ個体を無理に使わないでください。


泥抜き中の注意

□ [共食い](/tomogui/)する
  → 隠れ家を入れるか、匹数を減らす
  → 餌を与えないので、なおさら起きやすい
□ 水温が上がると弱る(→ [夏越し](/natsu-fuyu/))
□ 直射日光に当てない

食べる目的であっても、 死なせて無駄にしないほうがよいと思います。


② 洗う

① 流水でよく洗う
② ブラシで甲羅・脚の間をこする
   → 歯ブラシが使いやすい
③ 裏側(腹)も洗う
④ 脚の付け根を洗う

③④に汚れが残りやすいところです。


衛生面の注意(ここが重要)

① 生のサワガニを触った手を、よく洗う
② まな板・包丁・ボウルを、生で食べる食品と分ける
③ 使った調理器具をよく洗う
④ 生のまま他の食品に触れさせない
⑤ シンクに置いたら、シンクも洗う
⑥ 子どもに生で触らせない

②③が見落とされやすいところです。

加熱で防げるのは「食べたもの」だけです。

調理器具から、加熱しない食品(サラダなど)へ移ってしまえば意味がありません。

→ 生で食べてはいけない理由


逃げないようにする

台所で逃げると面倒なことになります。

□ 蓋つきの容器で運ぶ
□ シンクの排水口を塞ぐ
□ 洗う間、他の個体は蓋をしておく

→ 家の中でサワガニを見つけたら


下処理の程度

サワガニは小さいので、丸ごと使うことが多いものです。

・甲羅を外さないことが多い
・脚も付けたまま
・丸ごと素揚げ・唐揚げにする

→ 素揚げの作り方

大きめの個体で、気になるなら:

・口の周りを取り除く
・甲羅を外す

どちらも必須ではありません。


茹でる場合

□ 沸騰した湯に入れる
□ 十分な時間、加熱する
□ 中心まで火を通す

「色が赤くなった」を加熱の目安にしないでください。

色は表面の変化になる
  → 中心まで火が通ったこととは別

→ 色はなぜ違うのか


市販のものを使う場合

・流通しているサワガニも、生で食べない
・表示された調理方法に従う
・冷凍のものは、表示に従って解凍・加熱する

→ どこで手に入るか


自分で捕ってきた場合

□ [捕まえてよい場所か](/tsukamaekata/)
□ 漁業権・禁漁区の確認
  → 自治体・漁業協同組合の情報を確認する
□ 飼いきれない数を捕らない

このサイトは採集を煽りません。

→ 持ち帰る前に決めること


手間のかかり方について


まとめ

  • サワガニは生で食べてはいけない
  • 手順は泥抜き → 洗う → 十分に加熱
  • 泥抜きはきれいな水・餌を与えない・毎日水を換える・数日・涼しい場所
  • 餌を与えないので、共食いが起きやすい
  • 洗うのは**流水+ブラシ。**腹と脚の付け根に汚れが残る
  • 衛生面が重要。手・まな板・包丁を分けて、よく洗う
  • **加熱で防げるのは食べたものだけ。**調理器具から移れば意味がない
  • 「色が赤くなった」を加熱の目安にしない

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