サワガニにろ過装置とエアレーションは要るか

どちらも必須ではありません。


なぜ必須でないのか

陸地があるからです。

・エラが濡れていれば空気中の酸素も取れる
・水中の酸素が足りなければ、陸に上がる
  → → [サワガニの呼吸](/kokyuu/)

魚と違って、水中の酸素だけに頼っていません。

「いつでも出られる」という設計のほうが、 機械よりも確実な保険になります。


それでも入れる場合

こういうときは、検討する価値があります。

・匹数が多い
・水量が多く、水換えの手間を減らしたい
・[完全水中に近い形](/rikuchi/)で飼っている
・水がすぐ汚れる

入れるときの条件

① 流れを弱くする
   → 強い流れを嫌う
   → 吐出口に何かを当てて拡散させる

② コードを蓋の外へ出す穴を塞ぐ
   → コードが脱走の足場になる
   → → [サワガニが脱走する](/dassou/)

③ 吸い込み口に注意する
   → 小さな個体・[子ガニ](/tamago/)が吸い込まれることがある
   → スポンジなどで覆う

④ 水位が低いと動かないものがある
   → サワガニは浅く飼うので、機種を選ぶ

②が、いちばん多い失敗です。


エアレーションについて

・酸素を送る
・水を動かして、水面から酸素が入りやすくする

入れて悪いものではありません。

ただし:

✕ 強すぎる泡
✕ エアチューブが脱走の足場になる
✕ 水が跳ねて、まわりが濡れる

夏に水温が高いときは、 エアレーションで多少ましになることがあります。

ですが、根本の対策は水温を下げることです。

→ 夏越しと冬越し


「泡を吹く」のとは別の話

サワガニが口から泡を出すのは、 機械のエアレーションとは関係しません。

エラの水が少なくなり、空気が混ざって出る

→ サワガニが泡を吹いているとき


入れないなら、こうする

□ 水を浅くする
□ [陸地](/rikuchi/)を作る
□ 匹数を減らす
□ 食べ残しを毎日取る
□ 水換えを一部ずつ、こまめに

これで足ります。

→ 水換えの頻度


底面ろ過・投げ込み式について

・底面式 … 砂利を掘るので崩されることがある
・投げ込み式 … 浅い水位で動くか確認する
・外掛け式 … 水位が必要。浅いと使えない機種がある
・スポンジ式 … 流れが弱く、吸い込み事故が起きにくい

どれを選んでも、蓋のコード穴の対策は必ずやってください。


ヒーターは要るか

基本的に要りません。

・サワガニは高い水温に弱い
・温めるより、上げないことが課題になる

冬に室温が極端に下がる場合でも、 冬眠させるか、させないかを先に決めるほうが先です。

ヒーターを入れるなら、コードの対策を忘れないでください。


まとめ

  • どちらも必須ではない
  • 理由は**陸地があるから。**水中の酸素だけに頼っていない
  • 「いつでも出られる」設計が、機械より確実な保険になる
  • 入れるなら流れを弱く・コード穴を塞ぐ・吸い込み口を覆う・水位を確認
  • コードとチューブが脱走の足場になる
  • 泡を吹くのはエアレーションとは別の話
  • 入れないなら浅く・陸地・匹数を減らす・食べ残しを毎日取る
  • **ヒーターは基本的に要らない。**課題は温めることではなく上げないこと

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