サワガニを屋外で飼えるか

サワガニの屋外飼育は、飼えます。

ただし、室内より条件が厳しくなります。


屋外の利点

◎ 自然の温度変化に沿う
  → [冬眠](/toumin/)させやすい
◎ 落ち葉・小さな生き物が入る(餌になることがある)
◎ 室内より広く作れる
◎ においが気にならない

屋外の難しさ

① 夏の直射日光 ← 最大の問題
   → 屋外の容器は、日が当たると一気に水温が上がる
   → 室内より危ない場合がある

② 雨で溢れる
   → 水位が上がって脱走する

③ 脱走の発見が遅れる
   → 室内なら見つかるが、外だと分からない

④ 天敵が来る
   → 鳥・猫・アライグマ・イタチ

⑤ 冬に凍る

⑥ 確認の回数が減る
   → 毎日見なくなりがちになる

①がいちばん危険です。

「屋外=涼しい」ではありません。


置き場所の条件

□ 一日を通して直射日光が当たらない
  → 朝は日陰でも、昼に当たる場所がある
  → 季節で太陽の高さが変わる
□ 雨が直接入らない、または溢れない構造
□ 風で飛ばない
□ 蓋ができる(天敵・脱走の両方に効く)
□ 毎日見られる場所

北側の軒下・建物の陰などが候補になります。

「夏の昼にそこが何度になるか」を、先に確かめてください。


容器

◎ 発泡スチロールの箱(水温が変わりにくい)
◎ プラ舟・トロ舟
◎ 睡蓮鉢
✕ 透明な容器(日が当たると温度が上がる)
✕ 浅すぎるもの(水温が変わりやすい)

発泡スチロールは断熱するので、 水温の急変を抑えられます。


作り方

室内と同じ型です。

・半分が水、半分が陸
・水は浅く
・自力で上がれる傾斜
・隠れ家を匹数より多く
・蓋

→ 水槽の作り方・底床と隠れ家

屋外では隠れ家を厚めに入れてください。

・冬に潜れる
・夏に日陰ができる
・天敵から隠れられる

雨への対策

□ 水位が上がりすぎない構造(オーバーフローの穴)
□ 屋根・庇の下に置く
□ 大雨の予報のときは確認する

水位が上がると、蓋との隙間が狭くなり、 そこから出ていきます。

→ サワガニが脱走する


冬の扱い

冬眠させるなら、屋外が向いています。

□ 隠れ家・落ち葉・砂利を厚く
□ 完全に凍らせない
  → 深さを確保する
  → 発泡スチロールなら凍りにくい
□ 餌はほとんど要らない
□ 水は減った分を足す程度
□ 途中で室内に入れない

温度が上下するのが、いちばん体力を削ります。


夏の扱い

□ 直射日光を完全に避ける
□ すだれ・板で日陰を作る
□ 水量を多めにする(温度が変わりにくい)
□ 水温計を付ける
□ 毎日確認する

夏だけ室内に入れる、という選択もあります。

ただし、移すときは水温を合わせてください。

→ 夏越しと冬越し


逃げたら

屋外だと見つかりにくくなります。

・湿って暗いところを探す
・容器の下・裏
・植木鉢の下

近所の水路に入る可能性があります。

そもそも蓋で防いでください。

→ 家の中で見つけたら


まとめ

  • 飼えるが、室内より条件が厳しい
  • 利点は自然の温度変化・冬眠させやすい・広く作れる
  • 難しさの最大は夏の直射日光。「屋外=涼しい」ではない
  • 置き場所は一日を通して日が当たらないこと。季節で太陽の高さが変わる
  • 容器は**発泡スチロールが向く。**透明な容器は避ける
  • 蓋は天敵と脱走の両方に効く
  • 雨で水位が上がると脱走する
  • 冬眠は屋外向き。途中で室内に入れない

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