サワガニと間違えやすいカニ(モクズガニ・イソガニ)
サワガニとモクズガニの違いなど、見分けの決め手は【場所】と【ハサミの毛】です。
まず場所で絞る
サワガニ … 山あいの沢・用水路・湧き水。完全に淡水
モクズガニ … 川から海まで行き来する。河口・中下流にも
イソガニ … 海。磯・岸壁
アカテガニ … 海の近くの陸・岸
山の沢にいるカニは、まずサワガニです。
海の近く・河口で見つけたら、別のカニを疑ってください。
モクズガニとの見分け
これがいちばん間違えやすい相手です。
| サワガニ | モクズガニ | |
|---|---|---|
| ハサミ | 毛が無い | 毛が密生している |
| 大きさ | 甲幅3センチ前後 | もっと大きくなる |
| 場所 | 山あいの沢 | 川の中下流〜河口 |
| 一生 | 完全に淡水 | 海へ下って繁殖する |
| 子ども | 卵からカニの形(→ 卵) | 海で幼生として過ごす |
ハサミの毛が決定的です。
「藻屑(もくず)」の名前は、この毛から来ているとされます。
子どものモクズガニは紛らわしい
・小さいうちは毛が目立たない
・川を遡ってくるので、上流でも見つかる
確認:
□ ハサミの毛(よく見る)
□ 甲羅の形
□ 場所(海とつながっている川か)
イソガニとの見分け
イソガニ … 海の磯にいる
→ サワガニとは場所が重ならない
海で見つけたカニは、サワガニではありません。
見た目が似ていても、場所で分かります。
アカテガニ・ベンケイガニ
・海の近くの陸上にいる
・ハサミが赤いものがいる
・繁殖のときに海へ行く
これも場所で分かります。
見分けが大事な理由
① 飼い方が変わる
サワガニ … 完全に淡水。[浅い水+陸地](/rikuchi/)
モクズガニ … 大きくなる。力が強い。脱走もしやすい
海のカニ … 海水が要る
海のカニを淡水で飼わないでください。
② 食べ方の注意が変わる
これがいちばん重要です。
サワガニもモクズガニも、
【生で食べてはいけない】
寄生虫のリスクがあります。
どちらであっても、生食・不十分な加熱をしないでください。
③ 放してよい場所が変わる
✕ 別の場所に放さない
サワガニは川ごとに集団が分かれています。
見分けの手順
① どこで見つけたか
→ 山の沢/川の中下流/河口/海
② ハサミに毛があるか
→ あればモクズガニの可能性
③ 大きさ
④ 甲羅の形
⑤ 迷ったら、その場で戻す
⑤がいちばん確実です。
図鑑で確かめる
・地域の博物館・水族館の展示
・川の生き物の図鑑
・自治体の水生生物調査の資料
まとめ
- 見分けの決め手は場所とハサミの毛
- 山あいの沢にいるカニは、まずサワガニ
- モクズガニはハサミに毛が密生している
- 子どものモクズガニは毛が目立たず、紛らわしい
- **イソガニは海。**場所が重ならない
- 見分けが大事なのは飼い方・食べ方の注意・放してよい場所が変わるから
- サワガニもモクズガニも、生で食べてはいけない
- 迷ったら、その場で戻す