サワガニの水──カルキ抜き・水温・水深

サワガニの飼育は、水で決まる部分が大きいものです。


① 水道水はそのまま使わない

水道水には塩素(カルキ)が入っています。

・消毒のために入れられている
・エラに負担をかけるとされる

抜き方は2つあります:

A 中和剤を使う
   → 観賞魚用のカルキ抜き
   → すぐ使える

B 汲み置きする
   → 容器に入れて、1日程度置く
   → 日なたに置くと早いが、水温が上がるので注意
   → エアレーションすると早い

Bなら道具が要りません。

水換え用の水を常に汲み置きしておく形にすると楽になります。

→ 水換えの頻度


② 水温がいちばん大事

飼育でサワガニを死なせる原因の大半が、これです。

サワガニは山あいの冷たい流れにいる生き物
 → 高い水温に弱い
 → 水温が上がると、水に溶ける酸素も減る
 → 二重に苦しくなる

何度が良いかは断定しません。

ただし、「上げない」ことが大事だとは言えます。

□ 直射日光に当てない
□ 窓辺に置かない
□ ライトを当てない
□ 昼間に無人になる部屋に置かない
□ 水温計を見える位置に付ける

夏の日中、閉め切った部屋は30度を超えます。

→ 夏越しと冬越し


水温を下げる方法

① 涼しい場所に移す ← これがいちばん効く
② エアコン
③ 冷却ファン(水槽用)
④ 水槽用クーラー
⑤ 凍らせたペットボトルを浮かべる(一時しのぎ)

⑤には注意が要ります。

・水温が急に変わる
・溶けたあと、また上がる
・温度が上下するほうが体力を削る

一時的な避難としては使えますが、常用しないでください。


③ 水深

◎ 体が浸かる程度〜数センチ
✕ 深くしすぎる

サワガニは泳ぐ生き物ではありません。

浅くして、陸地を作るほうが安全です。


④ 水を急に変えない

✕ 全部いっぺんに換える
✕ 温度の違う水を入れる
◎ 一部ずつ
◎ 水温を合わせてから

水温の急変は、水質の悪化と同じくらい効きます。

→ 水換えの頻度


⑤ 使ってはいけない水

✕ 水道水(カルキを抜いていないもの)
✕ お湯を混ぜた水(温度も塩素も問題)
✕ 洗剤の残った容器で汲んだ水
✕ 塩を入れた水
✕ 川から汲んできた水を長く放置したもの
✕ ミネラルウォーターの一部(成分が偏るものがある)

川の水を使うなら、その日のうちに使ってください。


井戸水・浄水器の水

・井戸水 … 塩素は無いことが多いが、水温と成分を確認する
・浄水器の水 … 塩素は減るが、機種による

迷ったら、汲み置きした水道水がいちばん確実です。


水が汚れるとどうなるか

・においがする
・白く濁る
・[陸から降りてこなくなる](/ishi/)
・餌を食べなくなる
・弱る

汚れの最大の原因は、食べ残しの放置です。

→ 餌の量と頻度


子どもに任せるなら


まとめ

  • 水道水はそのまま使わない。中和剤か汲み置き
  • **汲み置きなら道具が要らない。**常に用意しておくと楽
  • **水温がいちばん大事。**高い水温に弱く、酸素も減る
  • 直射日光・窓辺・ライト・無人の部屋を避ける。水温計を付ける
  • 下げるには涼しい場所に移すのがいちばん効く
  • 凍らせたペットボトルは**一時しのぎ。**温度の上下が体力を削る
  • **水深は浅く。**泳ぐ生き物ではない
  • **水を急に全部換えない。**温度を合わせてから

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