サワガニの寿命は何年か

野外では10年前後生きるとされます。

カニとしては長生きの部類です。


甲羅の大きさでは年齢が分からない

これは書いておきます。

・木の年輪のようなものは無い
・[脱皮](/dappi/)するたびに殻が新しくなる
・成長の速さは餌と水温で変わる

大きい=年寄り、とは限りません。

餌が豊富で水温が適した環境なら、早く育ちます。


飼育下では短くなりやすい

正直に書きます。

① 夏の高水温 ← 最大の原因
② 水質の悪化
③ 脱皮の失敗
④ 餌の偏り
⑤ 共食い・けんか

①が圧倒的です。

サワガニは山あいの冷たい流れにいる生き物です。

部屋の中の水槽は、夏に簡単に30度近くまで上がります。

→ 夏越しと冬越し

「飼うのが簡単」とは言えない理由が、ここにあります。


何年目かを推測する手がかり

正確には分かりませんが、目安になるもの:

・甲幅(→ [大きさ](/ookisa/))
・脱皮の間隔
  → 若いうちは頻繁、大きくなると間隔が空く
・[繁殖](/hanshoku/)しているか
  → 卵を抱えるのは成体

捕まえてきた個体が何歳かは分かりません。

すでに何年か生きている個体かもしれません。


寿命なのか、弱っているのか

動かないとき、まずこれを疑う人が多いようです。

ですが、寿命であることは実は多くありません。

① [脱皮](/dappi/)の前後 ← いちばん多い
② 水温(高すぎ・低すぎ)
③ 水質の悪化
④ 冬([冬眠に近い状態](/toumin/))
⑤ 病気・けが
⑥ 寿命

①〜④のほうが、ずっと多い理由です。

「寿命だった」と結論する前に、順に見てください。

→ サワガニが動かない・弱っているサイン


長く飼うために効くこと

優先順位をつけると、こうなります。

1位 夏の水温を上げない
2位 いつでも水から出られる陸地を作る
3位 水を汚さない・こまめに換える
 4位 隠れ家を数だけ用意する(→ [何匹まで](/nanbiki/))
 5位 餌を偏らせない

1位と2位で、寿命の大半が決まります。

道具を増やすより、置き場所を変えるほうが効くことが多いものです。

→ サワガニの飼い方


死なせてしまったとき

これも書いておきます。

・珍しいことではない
・とくに夏に多い
・次に活かせることがある

責める話にはしません。

ただ、持ち帰ると決めた以上は最後まで、 という前提は変わりません。

もう1匹捕まえてくる前に、 夏の置き場所を先に決めておいてください。


まとめ

  • 野外では10年前後とされる。カニとしては長生き
  • **甲羅の大きさでは年齢が分からない。**年輪のようなものは無い
  • 飼育下では短くなりやすい。最大の原因は夏の高水温
  • 手がかりは甲幅・脱皮の間隔・繁殖しているか
  • 動かないとき、寿命であることは実は多くない
  • 脱皮の前後・水温・水質・冬のほうがずっと多い
  • 長く飼うのに効くのは1位 夏の水温、2位 陸地、3位 水の清潔さ
  • 道具を増やすより置き場所を変えるほうが効く

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