サワガニが石を運び、陸に上がるのはなぜか

サワガニが石を運ぶ行動と陸に上がる行動、飼っていると、この2つはよく目にします。

どちらも意味のある行動です。


石や砂利を動かす

掘って、運んで、積みます。

・隠れ家を作っている
・入口を塞いでいる
・体に合う隙間を調整している

野外では、石の下に潜り込んで暮らしています。

その状態を自分で作ろうとしていると説明されます。

→ サワガニを食べる生き物


水槽で石を動かすとき

放っておいてかまいません。

◎ 動かしたままにする
◎ 掘り返した砂利を戻さない
✕ 毎日レイアウトを直す

「片づける」と、また一からやり直させることになります。

落ち着ける形を作らせるほうが、結果的にうまくいきます。

→ 底床と隠れ家

ただし、こういう場合は見直してください:

・毎日、激しく掘り続けている
  → 落ち着ける場所が無い可能性
・隠れ家をひっくり返してしまう
  → 重さ・大きさが合っていない

陸に上がる

これも正常な行動です。

理由として説明されるもの:

① 呼吸
   → エラが濡れていれば空気中の酸素も取れる
   → 水中の酸素が少ないとき、陸に出る
   → → [サワガニの呼吸](/kokyuu/)

② 水温が高いとき
   → 水から逃げようとしている

③ 水質が悪いとき

④ 餌を探している

⑤ [脱走](/dassou/)しようとしている

①④は正常です。②③は要注意です。


「ずっと陸にいる」は要注意

ここは見分けたいところです。

◎ 出たり入ったりしている  … 正常
△ ずっと陸にいて水に戻らない … 水を疑う

確認すること:

□ 水温は上がっていないか(→ [夏越し](/natsu-fuyu/))
□ 水は濁っていないか・においがしないか
□ [水換え](/mizukae/)からどれくらい経っているか
□ カルキ抜きをしたか(→ [水のこと](/mizu/))

水温がいちばん多い原因です。

夏場の「陸から降りてこない」は危険信号です。


「甲羅干し」なのか

日光浴のような意味があるとは言い切れません。

・爬虫類のように体温を上げる必要は無い(変温だが水温に従う)
・乾かしすぎるとエラが乾く

直射日光の当たる場所には置かないでください。

✕ 窓辺
✕ 直射日光
  → 水温が急に上がる。これがいちばん危ない

→ サワガニの夏越しと冬越し


陸地の作り方

水と陸の両方があるのが基本です。

□ 水から自力で上がれる傾斜
□ 体が完全に乗る広さ
□ 上に隠れ家(石・流木・植木鉢のかけら)
□ 滑らない素材

「上がれるが、隠れられない」陸地は使われにくいものです。

→ サワガニに陸地は必要か・水槽の作り方


壁を登る

平たい体で、意外と登ります。

・水槽の角
・シリコンの継ぎ目
・ヒーターやフィルターのコード ← これが多い
・エアチューブ

コード類は、脱走の足場になります。

→ サワガニが脱走する


まとめ

  • **石を動かすのは隠れ家を作る行動。**放っておいてよい
  • **掘り返した砂利を毎日戻さない。**一からやり直させることになる
  • **陸に上がるのは正常。**呼吸・餌探しが理由のことが多い
  • ずっと陸にいて戻らないなら、水を疑う
  • とくに水温。夏場の「陸から降りてこない」は危険信号
  • **「甲羅干し」に日光は要らない。**直射日光に当てない
  • 陸地は上がれる傾斜・乗れる広さ・上に隠れ家・滑らない素材
  • コード類が脱走の足場になる

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