サワガニはどこにいるか──探す場所の条件
このサイトでは具体的な地名を書かない。
理由:小さな沢の集団は数が限られる。
人が押し寄せると、その場所から消えることがある
かわりに【条件】を書く。
条件が分かれば、自分の近くで探せる。
揃っている場所を探す
① 石がごろごろしている
→ 平たい石。動かせる大きさ
→ 石の下の隙間が隠れ家になる
② 水が冷たい
→ 山あい・木陰・湧き水
③ 一年中、水が涸れない
→ 雨のときだけ流れる場所にはいない
④ 水がきれい
→ ただし「きれい=いる」ではない(→ [きれいな川なのか](/mizu-kirei/))
①がいちばん効く。
コンクリートで固められた三面張りの水路にはいない。
水がきれいでも、隠れる場所が無いと住めない。
具体的にはこういう場所
・山あいの小さな流れ(沢)
・湧き水のしみ出す斜面
・田んぼの用水路(石積みのもの)
・林道沿いの側溝
・大きな川の支流の、さらに上流
平地の大きな川の本流には、あまりいない。
「川」より「沢」を探す。
→ 「沢蟹」と書く理由
石のどこにいるか
① 水の中の石の下
② 水際の石の下
③ 岸の土の穴
④ 落ち葉の下
②が多い。
完全に水中でもなく、完全に陸でもない、 水際が本拠地になる。
これは呼吸の仕組みから説明できる。
時間帯
夜に活動する。
昼 … 石の下に隠れている → 石をめくって探す
夜 … 歩き回っている → 見つけやすい
→ サワガニが動くのはいつか
昼に探すなら、石をめくることになる。
めくったら、必ず元に戻す(→ 捕まえ方)。
時期
春〜秋 … 活動している
夏 … 見つけやすいが、水温の高い時間帯は深いところへ入る
冬 … 石の下や土の中でじっとしている(→ [冬をどう越すか](/toumin/))
地図から絞る
行く前に、ある程度絞れる。
□ 等高線が詰まっているところの、麓の細い水線
□ 谷筋
□ ため池や湧水の記号
□ 木が茂っているところ(水温が上がりにくい)
ただし、たどり着けるかは別の話になる。
✕ 私有地に入らない
✕ 立入禁止の場所に入らない
✕ 危険な斜面・増水した沢に近づかない
安全のこと
これを先に書いておきたい。
① 増水に注意する
→ 上流で降った雨で、急に増えることがある
→ 雨のあと・雨の予報の日は行かない
② 一人で行かない。子どもだけで行かせない
③ 足元。濡れた石は滑る
④ ヘビ・ハチ・マダニ
→ 長袖・長ズボン・手袋
⑤ 帰る時間を決めておく
沢は、思っているより危ない場所になる。
いない場合
・もともといない地域かもしれない(→ [分布](/bunpu/))
・水が涸れる沢かもしれない
・護岸工事で住めなくなったのかもしれない
・時間帯・時期が合っていないだけかもしれない
いない場所で探し続けない。
条件の揃った別の場所を探すほうが早い。
まとめ
- このサイトは**地名を書かない。**条件で書く
- 条件は4つ。石がある/水が冷たい/涸れない/水がきれい
- **石がいちばん効く。**三面張りの水路にはいない
- 「川」より「沢」を探す
- 水際の石の下が本拠地
- 昼は石をめくって探す。めくったら必ず元に戻す
- 地図では谷筋・等高線・湧水の記号・木の茂りを見る
- 安全が先。増水・一人で行かない・滑る石・ヘビとハチ・帰る時間
関連
- サワガニが取れる時期と時間帯
- サワガニの捕まえ方
- サワガニはどこまで分布しているか
- サワガニがいる川はきれいな川なのか