サワガニが泡を吹いているとき

少し吹くのは正常です。

吹き続けているときだけ、確認します。


なぜ泡が出るのか

エラ呼吸の仕組みから説明できます。

① エラの周りには水がある
② 陸にいると、その水が減ってくる
③ 空気が混ざる
④ 泡になって口のあたりから出てくる

「口から泡を吹いている」ように見えますが、 その正体はエラの水と空気が混ざったものです。


正常な場合

◎ 陸に上がっているとき
◎ 短時間だけ吹いている
◎ 水に戻ると止まる
◎ 元気に動いている

これは心配しなくてよいです。


確認したほうがよい場合

△ 水の中にいるのに吹き続けている
△ 陸から降りてこないまま吹いている
△ 動きが鈍い
△ 餌を食べない
△ 泡が濁っている・粘っている

2つ目がいちばん重要です。


確認する順番

① 水温 ← 夏はまずこれ
② 水質(においがしないか・濁っていないか)
③ カルキを抜いたか
④ 水深が深すぎないか
⑤ 陸地に上がれるか
⑥ [脱皮](/dappi/)の前後ではないか
⑦ 弱っている

① 水温

夏は水温がいちばん多いです。

水温が上がる
 → 水に溶ける酸素が減る
 → エラで足りなくなる
 → 陸に上がる
 → 泡を吹く

対応:

① 涼しい場所に移す ← いちばん効く
② 直射日光を避ける
③ 急に冷やさない

→ 夏越しと冬越し


② 水質

□ においがしないか
□ 濁っていないか
□ 食べ残しが残っていないか

換えるのは一部だけにします。

全部いっぺんに換えないでください。

→ 水換えの頻度


③ カルキ

水道水をそのまま入れていませんか。

・塩素はエラに負担をかけるとされる
・入れた直後から様子がおかしいなら、これを疑う

対応:

① カルキを抜いた水を用意する
② 一部ずつ換える
③ 水温を合わせる

→ 水──カルキ抜き・水温・水深


④⑤ 水深と陸地

□ 水が深すぎないか
  → 浅くする
□ 自力で上がれる陸地があるか
  → 垂直の段差は上がれない
□ 陸地に隠れ家があるか

「水から出られない」状態が、いちばん苦しい状況です。

→ 陸地は必要か・水槽の作り方


⑥ 脱皮の前後

・動きが鈍くなる
・餌を食べない
・色が変わる

この場合は触らずに待ちます。

→ サワガニの脱皮


⑦ 弱っている

□ 脚が何本も取れていないか(→ [脚が取れた](/ashi/))
□ 体が白くなっていないか(→ [白い・水カビ](/shiroi/))
□ [ひっくり返って戻れない](/hikkurikaeru/)ことはないか
□ 脚がだらんと開いていないか

→ 弱っているサイン


エアレーションの泡とは別

機械のエアレーションとは関係しません。

サワガニの泡 … エラの水と空気が混ざったもの
エアレーション … 機械が水に空気を送るもの

エアレーションを入れれば泡を吹かなくなる、 という関係ではありません。

ただし、水中の酸素が増えれば、 陸に上がる回数が減ることはありえます。

→ ろ過装置とエアレーションは要るか


やってはいけないこと

✕ 水をかけて泡を落とす
✕ 拭き取る
✕ 水を全部換える
✕ [脱皮](/dappi/)中に触る
✕ 急に冷やす

子どもと確認するなら


まとめ

  • **少し吹くのは正常。**エラの水と空気が混ざったもの
  • 陸にいるとき・短時間・水に戻ると止まるなら心配ない
  • 陸から降りてこないまま吹いているのが要注意
  • 確認は水温 → 水質 → カルキ → 水深 → 陸地 → 脱皮 → 弱り
  • 夏は水温がいちばん多い
  • 水道水をそのまま入れた直後なら、カルキを疑う
  • エアレーションの泡とは別の話
  • 泡を落としたり拭き取ったりしない

関連