サワガニの脚やハサミが取れた──再生するのか
サワガニは足が取れたとしても、次の脱皮で再生することがあります。
ただし、一度で元通りにはならないことが多いです。
なぜ取れるのか
自切(じせつ)という仕組みです。
・捕まれたとき、自分から切り離す
・決まった位置で切れる
・出血が最小限になる作りとされる
・[天敵から逃げるための仕組み](/tenteki/)
事故ではなく、機能です。
取れる原因
① 人が脚をつまんだ ← いちばん多い
② [共食い](/tomogui/)・けんか
③ [脱皮](/dappi/)の失敗
④ 挟まったまま引き抜こうとした
⑤ 驚かせた(急に持ち上げた)
①をやらないようにしてください。
✕ 脚をつまむ
✕ 脚を引っぱる
◎ 甲羅の左右を上からつまむ
再生の流れ
① 取れた場所に、小さな芽のようなものができる
② 次の[脱皮](/dappi/)で、小さな脚として出てくる
③ 脱皮を重ねるごとに大きくなる
④ 何度かの脱皮で、ほぼ元の大きさに近づく
1回では元通りになりません。
左右でハサミの大きさが違う個体は、 片方が再生したものである可能性があります。
→ 体を細かく見る
取れたときにすること
① 何もしない
② 水をきれいに保つ
→ 傷口から悪くなるのを防ぐ
③ 餌を切らさない(再生には栄養が要る)
④ 他の個体から分ける
→ 弱った個体は襲われやすい
⑤ 隠れ家を用意する
⑥ 触らない
①がいちばん大事です。
✕ 薬を塗る
✕ 消毒する
✕ 包帯のようなものを巻く
✕ 水から出す
何本まで大丈夫か
1〜2本なら、そのまま元気に暮らすことが多いです。
・歩ける
・餌も取れる
ただし:
△ 何本も取れている → 弱っている可能性
△ ハサミが両方無い → 餌が取りにくい
△ 取れ続けている → 原因がまだある
最後がいちばん重要です。
取れ続けているなら、環境に原因があります。
□ [共食い](/tomogui/)が起きていないか
□ 隠れ家は匹数より多いか
□ 餌は足りているか
□ 人が触りすぎていないか
□ 水温・水質は大丈夫か
脱皮の失敗で取れた場合
・脱皮の途中で刺激を受けた
・水質・栄養が不足していた
・隠れ家が無く、落ち着けなかった
脱皮中は絶対に触らないでください。
→ サワガニの脱皮
取れた脚をどうするか
・水槽に残しておいてよい
・食べることがある
・傷んできたら取り出す
捕まえた個体が脚を欠いていたら
戻すという選択があります。
・弱っている可能性がある
・環境が変わると、さらに負担になる
子どもと扱うなら
まとめ
- **次の脱皮で再生することがある。**ただし一度で元通りにはならない
- 自切は天敵から逃げるための仕組み。事故ではない
- 原因のいちばんは人が脚をつまんだこと
- 甲羅の左右を上からつまむ
- 取れたら**何もしない。**薬・消毒・包帯は不要
- 水をきれいに保ち、餌を切らさず、他の個体から分ける
- 1〜2本なら元気に暮らすことが多い
- 取れ続けているなら、環境に原因がある